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きっかけは友人が仕事を紹介してくれるって話やった。 もし、韓国で仕事出来るなら結婚しても遠距離してる意味もないやん。 月160万ウォンやったらええ方なんやろうし。家もあるし、Vizaも問題ないし。 ただ、除隊後は日本へ来てくれるってゆってるから、韓国へ行くってもそれまでの期間限定。 ここ1年、仕事辞めてからまぁ、それなりにいろいろ忙しかった。 結婚式もしたし、新婚旅行も行ったし、お祖父さんも亡くなったし・・・ でも日に日にニートになっていった。 『一歩が踏み出せない』 外出はするものの、家事はするものの、友達と会ったりはするものの・・・・何ができひんって『仕事探し』。 興味があるものはいっぱいある。 お金を貯めて独立してよんさまを迎えるっていう目標もある。 ただ、求職サイトを覗いて見ると「おっ、コレいいやん♪」って仕事がない。 コレってのが何なのかも分からんのが現実なんやけどね。 前の仕事が通訳翻訳でお時給が1700円やったってのも次の仕事が決めれない理由かもしれん。それとあたしの経験の無さ。やれば何でも出来るって信じてるけど、未経験って仕事にはさぁって腰をあげれない。きっとホテルの仕事があればすぐにでも飛びつくんやろうけど・・・・。 両親健在でおうちがあってお金にもそんなに困らなくって・・・ だからここ(実家)から一歩飛び出せない、情けない32歳。 あたしってこんなんやったっけ? 後先考えずに若くないのに中国留学して、向こうで就職して、外国人と付き合って・・・・結構"普通"じゃなかったのに。笑。いつの間にかココが居心地よくって飛び出せなくなってしまった。 そんな自分が好きじゃない。 後悔しても良いから飛び出したい。(いや、後悔はしない方がええねんけどね。笑。) この渡韓があたしにも一歩踏み出すいい機会になればいい。そう思った。 決めた。っと思ってた。 でも毎日何かと準備にも手がつかず。 Vizaの為に戸籍謄本も準備したけど、他は何を準備していいかわからん。 旅行しなれてるし、留学もしてたし、長期で海外にもおったのに、何を準備すればいいのかわからん。 結婚した時にはあまりにも現実が見えてなくって、考えてなかった。 この居心地のよい実家から離れること、愛娘のワンコ達と離れること、便利な日本を離れること・・・ でもあたしはもう李家に嫁いだ人間なんや。 向こうへ行けばママニムとの同居になる。 ママニムはもうお祖母ちゃんのところへ引っ越ししてるから、ソウルにも週2・3日しかいない。 って言っても同居には変わらん。いつもその家の鍵を持って、いつでも来れる。 日本にあるような快適なバスタイムも向こうではありえない。 お風呂もママニムに気を使いながらの生活になる。 ぐるぐるぐるぐる・・・・・・ いろいろ考えるとブルーになった。 よんさまには毎日「なんか行きたくないよぉー。どうしよぉ?」って愚痴ってた。l その度によんさまは「でも一緒におれるやん。一緒に暮らせるやん。それはいいことじゃない?」ってあたしをなだめて。 頭の中でよんさまとその他諸々を天秤にかけてみる。 よんさま<その他諸々。笑。 でも最終的には決めてた。決めるしかなかった。 韓国に出稼ぎに行くこと。笑。 あたしはよんさまと結婚したんやし、いつか韓国へは行かなあかんやろうし。仕事が見つかるうちに行くのが自然な姿。チケットも11月2日に取った。1年オープン。 しかし、ここで『人生の大どんでん返し』 うちのご老犬ラブちゃんが余命半年ってことがおととい発覚した。 最近痩せてきて、ご飯も食べなくなってきてたので病院へ連れて行ったところ分かった。 ひとつの肺はもう機能してなくって、もうひとつで呼吸してる状態。 年越せないかもしれん。 先生は安楽死も選択の一つとしてありますからってゆった。 いきなり降りかかった"死"の問題。 冗談も言えなくなった。 あたしは最後までラブちゃんを看取ってあげたい。けど・・・ よんさまは理解してくれるかしら? 「ごめん。韓国では住めないわ。あたし、日本にいたいねん。」 よんさまは言葉が出なかったみたい。 そりゃそうやんなぁ。 一番うれしくってはしゃいでたのはよんさまやったもん。やっと一緒に住めるって。 いきなり、それも出発予定3日前に爆弾落としてしまったんやもん。 「犬のことで・・・とは言わへんよ。理解してるし。でもなんてゆっていいか分からんわ。電話切るね。」 今までこんなにもショックを与えたことなかったなぁ。 声で分かるわ。 あたしも何にも言えへんわ。ごめんしかないわ。 次の日、よんさまはちょっと立ち直ったものの、声は落ち込んでた。 「なんて言うんかなぁ?この気持ち。ほんまに分からんねん。」 「悲しい?腹立つ?寂しい?むかつく?・・・・そりゃショックやわなぁ。ごめんなぁ。」 「ほんまにラブちゃんを家族って思ってるから理解はしてるねんで。でも俺もこんな気持ち初めてやねん。」 これからの人生、もっとショックなことも悲しいことも腹が立つこともあるやろうに、こんなことでここまで落ち込むなんて・・・あり得へんって思ったからあたしは 「弱い男やな。こんなことで。男にはもっとどっしり構えててほしいわ。そんなんでどぉーすんの!!!年下が可愛いって思うけど、あたしだって頼れれる男であってほしいわ。まったく。」 って浴びせてしまった。あちゃぁー。 でもよんさまは「でも俺がつらい時、悲しい時、腹立つとき、いつでも強くおってほしいならもう俺は自分の気持ちを言わないけど。それでいいの?」 それはいやや。 なんでも話せる関係でおりたいって思うから、そういうときこそ話してほしいって思うし。 「俺の気持ちはなんか・・・・・失恋したみたいやねん。なんか。それと同じ感じの気持ち。」 笑。 「じゃ、どぉーすれば気分直るん?何すればいいの?あたしは。」 よんさまは「そうやなぁ・・・。ほっといてくれればいいわ。明日にはもっと直ってるし。そんなもんや。」 爆笑。 そうやねん、こいつは喧嘩しても、腹立っても、悲しいことがあっても、次の日になれば気持ちが収まってるねん。笑。あたしと一緒。笑。そういうところがめちゃ好きやわ。笑。 いつまでもどうにもならんことにグチグチ言わへんねん。 ちゃんと自分の中で消化してくれて、あたしのいいようにしてくれる。 ほんまにありがとうって思うし、「まぁ、お前も結局は俺のこともちゃんと考えてくれてるから俺もそう出来るねんで。」ってゆってくれるところがまたうれしいやん。 あたしは一緒に住めるはずやった長い時間の代わり、ごめんねの代わりに昨日から韓国に来てる。ほんの10日間でお茶を濁すあたしを許してね。 10日間だけやけど、りっぱに奥さんしてあげるからね。 (家にPCがなくなったから、PCバンに来なきゃいけないのはしんどいけどね。笑。) By うさよん
by sn_charisma
| 2007-11-03 18:51
| Korea Nov/2007
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2007/11/01 Released ♪聞イテクレマスゥ? 音ガデルヨォ ♪
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